

これだけ知っておけば楽しめる、オーガスター基本設定


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【ストーリー】
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この世界には、無数のパラレルワールドが存在し、各パラレルワールドには一つだけ生命の住める『青き星』が存在する。
『青き星』の中には、超高度なテクノロジーと文明を有しているところもあるのだが、ある時、異常にバイオテクノロジーの発達した一つの『青き星』の民が、自らのテクノロジーを制御しきれずに暴走。一種の寄生植物にも似た存在になってしまった。
彼らは、自分たちの母星の生命力を吸い尽くして枯死させてしまうと、自らを「星喰い」と称して自分たちが生きるために他の次元にもある『青き星』の生命力を求めて侵略を開始した!
幾つもの次元が「星喰い」によって滅ぼされていく中、彼らと同じように高いテクノロジーを有した青き星・エルナーグに住む人々は、襲い来る星喰いの侵略に敢然と立ち向かう。エルナーグ人は、彼らにとっての神々の名を冠した12体の巨人兵器「超攻生命体・インフィニートザイファ」とそれを支援するための巨大戦艦を建造して星喰いたちと戦うが、わずかに力及ばずに敗北してしまうのであった。
しかし、滅亡の直前、エルナーグ人は次に星喰いが狙うであろう『青き星』を守る助けとなるように、最後まで稼働していたインフィニートザイファの8番機と、その支援母艦である異次元を航行する能力を有した機動戦艦「ガルンダイク」を脱出させることに成功した。
人間同様のメンタリティーを持つ制御AI「LITA」に管理されたガルンダイクは、傷つきながらも星喰いの追撃をかわし、幾つもの次元を越えてとある『青き星』に不時着する。
その青き星の名は…「地球」!
すぐさま地球の言語体系を解析したLITAは、様々な国の言語で地球に迫る危機を伝える。
偶然に偶然が重なり、その最初のコンタクトを受け入れたのは、日本の高校に通う五人の高校生たちだった。
海を割り、街を焼き払う侵略者の尖兵が上陸した時、五人の高校生は自分たちの大切な物を守るため、恐怖を振り払い、眠れる巨人を呼び覚ますことを決意する。
「超攻生命体・インフィニートザイファは、自らに名を与えた者を主と認め、その無限の戦闘能力を解き放つでしょう…」
LITAの言葉に促された五人は、心に浮かぶその名を叫び、巨人と炎の盟約を交わす。
それは、この星の命運が彼ら五人の勇気に委ねられた瞬間であった。
「我、炎の盟約の名の下に、汝に真の名を与えん。汝…オーガスター!」

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【登場人物】
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<横川圭太(よこかわ けいた)>
私立天明学園高校に通う17歳の高校生。ケイ、ケイちゃんなどと呼ばれる。
パイロットその1。基本操縦&必殺技で叫ぶ担当。
とにかく純真純粋な真っ直ぐちゃんで、全身から若い正義感が溢れている子。
優しい性格で、特に十歳年下の弟と妹に激甘のメロメロ。
劇中では背筋にゾワゾワ来る青臭いセリフを連発し、必殺技を熱く叫ぶ。
主人公には作者の憧れが大きく投影されると言うけど、三十路を越えた今になると、こんなセーネンとは絶対にお友達にはなれないと思ってしまうのは、俺が汚れきってしまったからでしょうか…。
<光岡浩介(みつおか こうすけ)>
圭太の同級生にして、親友。幼稚園の頃からの幼なじみ。
パイロットその2。空手部主将で、格闘戦の際に殴らせたり蹴らせたりする担当。
主人公の親友ポジションとしてはお約束の、愛すべき熱血バカ。オーガスターにはあんまり飛び道具が装備されておらず、基本的な攻撃が殴る蹴るになるので、彼がいないとまともに戦えない。
Web連載当時のキャラデザを見ると、リーゼントのように突き出した頭の先っちょだけドレッドヘアになっているという割とぶっ飛んだ髪型をしており、見た目にはキャラが立っていました。
<陳李花(チェン リーホァ)>
圭太、浩介と幼なじみの少女。在日華僑の3世。通称は「リカ」。
パイロットその3。「見張れよ竜介、レーダー♪」(…知らないか)を地でいく担当。
とにかく元気でやかましい。
優しい系の主人公が、熱血バカの親友と元気っ娘に振り回されるというのが、当時の俺にとって“黄金比”と言って良い、書いていて気持いいバランスだったんですよ。理由は、良く分からないんですけど。
圭太、浩介、李花の掛け合いが音声で再現されたとき、とにかく興奮したのを覚えています。実に個人的な意見ではありますが、素晴らしく声が可愛いので必聴ですぞ。
<友部美冬(ともべ みふゆ)>
圭太たちの同級生。
戦艦ガルンダイクの操舵を担当。ミライさんのポジションと理解すれば間違いなし。普段はお淑やかな大和撫子だが、舵輪を握ると意外とアグレッシブな性格に変わってしまう。
学生時代、「ときめきメモリアル」にずっぽりだったダメな時期があって、特に天然キャラの「古式ゆかり」がお気に入りだったので、そのようなキャラを目指したものの上手くいかずに微妙に影の薄いフツーの子に。…どうにもキャラが立たないので、悩んだ挙げ句に操艦させると凛々しい性格になることにした経緯があるんですが、どうもその辺も不発に終わっております。
設定では、実家が富豪ということになっており、父親の大型モーターボートを運転させてもらう機会が多いので操舵担当になったとあるのですが、無茶もいいところですねぇ。
<ロキ=アルファーン>
圭太たちの同級生で、北欧某国からの留学生でもある。
戦艦ガルンダイクの艦長(?)で、実質的な現場指揮官。
普段から乾燥させたハーブをブレンドして紙巻きにしたタバコ状の“喉の薬”を常用している。
この作品で間違いなくナンバーワンの“厨二設定”キャラw
金髪、イケメン、天才、クール、謎めいていると完璧な属性を併せ持ち、「こんなこともあろうかと」の真田さん的ポジションを一手に引き受けます。
劇中では触れられませんが、某国秘密組織による人体実験で生み出された異常天才児で、組織を抜ける際に自由を求めて北欧神話の神「ロキ」(割と好き勝手に無茶苦茶やってしまう神様)の名を自らに付けたという痛すぎる裏設定があったり…。更に、彼が愛用している“喉の薬”が、実は生命維持のために必要な特殊な薬剤であるとか…すんません、もうこの辺で勘弁してください。
<LITA(リタ)>
戦艦「ガルンダイク」の超高性能AI。女性のメンタリティーを持ち、会話による意思の疎通が可能。20代中頃の落ち着いた大人の女性的雰囲気を持つ。
元は本当に人間の女性で、超攻生命体を開発した科学者の娘なのだが、その事を本人も忘れてコンピュータだと思いこんでいる。
地球のコンピュータを遙かに超えた、凄まじい演算能力を有するという設定…のハズなんですけれども、劇中では、ぶっちゃけ言ってとにかく無能者w
これはもう、全面的に当時の俺が書いた稚拙なプロットと脚本が悪いのであって、彼女のせいでは無いですけど…とにかく役に立たない。生みの親として、申し訳なくなってきました。
重要な場面でことごとくやらかしてしまう彼女のダメっぷりは、二作通して一番のツッコミ所であるので、これを読んでるライター希望の人がいたらどうかしっかり聞いて反面教師にしてくださいorz
<横川征二(よこかわ せいじ)>
主人公・圭太の父親。
陸上自衛隊の一等陸佐。星喰いによる地球侵略が本格化して以降は、超法規的措置で陸海空すべての部隊を指揮する権限を与えられ、日本防衛に尽力する。
キャラとしては、いわゆる有能で渋い軍人さん。自衛隊と主人公サイドの架け橋になる人物。
演じているのは当時の収録メンバー中最年少で、俺より年下の人だったんですけど、声を聞いただけではまず信じてもらえないと思います…。
ちなみに、いくら異次元の侵略者相手とは言え、思いっきり自衛隊が市街地でドンパチやっているのは法的にどうなんだという点については、
「物語の舞台になっている地球は、我々(視聴者・読者)の地球から見ればやはりパラレルワールドの一つであり、我々の地球とは少し違う歴史の進み方をした。この世界の日本は、九条による軍備の放棄をしておらず、自衛隊という名称も“自由独立衛護戦闘技術隊”の略称である」
という、社○党も腰を抜かすトンデモ理屈で乗り切るつもりでした。もうその発想が素晴らしい厨っぷりで、俺は自分を誉めてあげたいデス。
<横川ジャニス(よこかわ じゃにす)>
主人公・圭太の義母。征二の再婚相手。
元々はアメリカ陸軍の軍人で、今は帰化して陸自所属。いつも司令部にいる夫に代わって前線でロケットランチャーをぶっ放したりする。
中東の治安維持部隊として働いていたところ、同様の任務で赴任していた征二に命を救われたのが縁で20歳の年の差を乗り越えて結婚(勿論、征二の方が年上)。結婚後は二児に恵まれるも、すぐに現場復帰を果たしたパワフルな母ちゃん。生身では作中最強のキャラクターなんですけど、ドラマCDだとほとんど出番がありません…。
個人的には一番お気に入りキャラクター。当時、能田達規先生の「おまかせ! ピース電器店」にハマっており、とっても強いけど優しいお母さんというキャラクターがツボだったので、恥も外聞もなくそのまま取り入れてしまいました。
<横川マリ・純(よこかわ まり・じゅん)>
征二とジャニスが再婚後に生まれた、圭太にとっては義理の妹と弟。双子。
小学二年生で、全てのキャラクターに可愛がられる役。
姉のマリは、母親同様に超行動派。弟の純は、姉に振り回される苦労人。
物凄いお兄ちゃんラブで、ロリ・ショタ両方のお客さんも大満足のはず…。
特に何か裏設定的な物は設けていませんし、彼らの劇中での行動にもおかしな点は無いと思うんですが、そういうのとは別に、この二人には思い入れが。
EX2で二人が夕暮れの公園で相談をするシーンがあるんですが、その時にマリがブランコを漕いでいるというシーン指定になっていました。
アニメなんかでブランコと言えば、「キイ…キイ…」と物寂しい音がするのが定番ですよね。そこで、マイクとノートパソコンを抱えて、早速近所の児童公園でブランコのSEを収録しようと出かけたんですが…ホンモノのブランコはキイキイ鳴らないという衝撃の事実に出くわし、パニくりました。
結局、そのSEはホームセンターで買ってきた大きな蝶番を無理矢理ユルユルにして、それをキイキイやらカチャカチャやら鳴らしたものをPC上で合成することで再現したのです。
SE職人と呼ばれる人々の苦労を肌で感じることのできた、貴重な経験でした。
<フォルザー>
星喰いの1人。地球侵略の前線司令官のようなポジション。
次元の狭間にある前線基地で侵略計画を遂行しているのだが、いわゆる「敵が強くないと本気を出す気が起きない」という武人タイプの敵役。
何か意図が有るような無いような、とにかく思わせぶりなことを言って間を繋いだり、場面転換のきっかけを作るのがお仕事w
設定としては、星喰いの侵略方法に疑問を持っており、戦いを通じて主人公たちを鍛え上げて星喰いの本隊と互角に渡り合える力を付けさせたい…というようなことを考えているのですが、劇中でそこまで触れることはないので、自分の手駒が敗れているのに妙に嬉しそうにしている変な人にしか見えません。
<ルーミラ>
フォルザーの副官を勤める妖艶な美女。
司令官であるフォルザーに心酔しており、彼の地球侵略作戦を補佐する。
悪の博士と、現場指揮官と、司令官の愛人とを兼任。星喰いは人材不足なのか、侵略用の巨大怪獣を生み出したり、細かい工作活動をしたりと大変忙しいお姉さんw
これまたドラマでは明かされない設定として、フォルザーは地球侵略の前にガルンダイクの同型艦を拿捕しており、ルーミラはその同型艦の生体コンピュータ(=LITAの姉)ということになっていました。と言うか、最終回近くでそういうことが分かったら燃えるなぁとダメな妄想をしていただけなんですけど。なので、EX2では何だか曰くありげな伏線っぽいセリフを言ったりします。
<マイ>
名字は未設定。EX1に登場するゲストキャラクター。
ピアニストになる夢を持っており、将来も嘱望されていたのだが、不慮の事故により両腕に重傷を負い、夢を断たれる。その事で人生に絶望し、自暴自棄の毎日を送っている。
ピアニスト志望、薄幸の美少女、やけっぱちの人生…このキーワードだけで、物語の展開が全部最後まで読めてしまうという、非常に“やってしまった感”が漂うキャラクター。
終盤、彼女の持つある特殊能力(もう分かりますね?)が、主人公たちの危機を救う鍵となるのですが、その一連のやり取りで表現されたのは彼女の有能さなのか、LITAの役立たずっぷりなのか…。いやもう、そういう問題じゃないですね。今聞くと、腹を切ってゴメンナサイしたくなってきます。
声優さんによる憎たらしい演技がハマっていて、やたらと存在感だけはあるので、キャラクターとしては気に入っています。
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【メカニック・その他】
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<オーガスター>
異次元の「青き星」、エルナーグ人が、星喰いと戦うために作り上げた「超攻生命体インフィニートザイファ」の一体。言葉こそ喋らないが、意思のようなものを持ち、自律行動も可能である。
有機物・無機物を問わず、経口摂取した物質(要するに食べたもの)をすべて原子分解して熱量に変換する究極の内燃機関「エクスターンドライバー」を内蔵し、圧倒的な戦闘能力で星喰いを殲滅する。
全部で12体建造されたうちの8号機にあたり、“熱と重力の支配者”として生み出された。
主な攻撃方法は、自らの大質量を活かした格闘戦。
内蔵兵器として超高温の炎に重力場によって指向性を与える熱線兵器「フォトンバースト」がある。
また専用のオプション兵装として、打撃武器としても使える巨大な六角柱状の超重力発生装置、「メガディバイン・ヘキサ」を装備。
このメガディバイン・ヘキサで発生させた超重力と高熱で敵を叩き潰し、融解させる「ヴォルカノンアーバックス」は、オーガスター最大最強の切り札である。
オーガスターとは、圭太、浩介、李花の三人が子供の頃にヒーローごっこをするために考えた空想上の巨大ロボットの名前である。インフィニートザイファを起動するためには、パイロットとなる人間が名前を与える儀式が必要だったので、彼ら三人にとって思い出深いその名前が選ばれた。
名前の由来は、「August」…つまり8月。皇帝「アウグストゥス」に由来する強そうな印象がありますし、暑い夏が炎をイメージさせることから命名。ファンタジー作品に良く出てくる巨人「オーガー(鬼)」にゴロが掛かっているという後付け設定もあるとかないとか。
残り11体の同型機にも、それぞれ月の英名をもじったものがつけてあり、機体の特性なんかも色々妄想していたのですが、妄想に終わりましたw
剣や銃ではなく、鈍器で戦うという設定は、「勇者王ガオガイガー」に登場した必殺ツール「ゴルディオンハンマー」に影響を受けたのかというツッコミを良くもらいましたが、違います。
影響を受けたのは、格闘ゲーム「サムライスピリッツ」シリーズに登場する「王虎(ワンフー)」というキャラクターが武器として振り回していた石柱です。10年目にして初めて暴露しましたw
<ガルンダイク>
インフィニートザイファの運用、整備、戦闘支援を行うために建造された巨大戦艦。
反重力セイル(グラビティーセイル)を艦後方に展開することで、大気圏内でも空中を自由に航行することが可能。勿論、宇宙や深海でも活動できる上に、次元の壁を突破して別のパラレルワールドへ進入することまでできる万能戦艦である。
主砲である二門の「EG(エクスターンジェネレート)キャノン」は、動力炉である「エクスターンジェネレーター」から直接エネルギー供給を受けて発射する大火力咆で、オーガスターのフォトンバーストを上回る威力を誇る。
また、弾頭そのものを短距離ワープさせて目標内部で起爆させる「亜空間転送魚雷」も強力。
本来、マニュアルで操艦する際には五名以上の艦橋要員が必要であるが、現在は艦のほとんどがLITAの制御下にあるので操舵用のクルーのみ必要(地球への逃亡の際、LITAの一部機能が破損してしまったため)。
戦艦であると同時に、移民船としての能力も有しており、広い艦内には幾つもの部屋と設備が整っている。エルナーグ人は、いよいよ星喰いとの戦闘継続が困難になった場合は、故郷を諦めて別の次元へと脱出しようと考えていたためにこのような設計となっているのだが、残念ながら脱出する人々を収容する前に星が滅びてしまった。
その後、ガルンダイクが地球に不時着した際、圭太たちが通っていた「私立天明学園高校」の校舎を押し潰してしまったことから、これらの設備は壊れた校舎の代わり学校施設として利用されている。
これにより、異次元のオーバーテクノロジーが満載された世界一快適で安全な高校となった天明学園だが、出撃の度に学生たちはプレハブの仮校舎へ移動しなければならず、痛し痒しといった状態である。
そんないちいち生徒を避難させてから出撃するような、非効率的なシステムがあるかというツッコミは置いておくようにしましょうw
Web連載時は、物資搬入口を学生用の昇降口として常時開放して、搬入用のコンベアに乗った学生が登校する様子を描いたり、理科の授業で超高性能な観測機器と立体投影装置を使って天体観測する様子を描いたり、学生が艦内の端末でLITAにノートなどの消耗品を注文したりと、便利で快適なスクールライフの演出に凝っていました。自分が、地方のショボショボ設備の高校(プールすら無かった)に通っていたので、その反動があったのかもしれません。
ほかにも、オーガスターの広い格納庫は普段から学生達の立ち入り自由になっていて、昼休みにはそこでバレーボールやサッカーをやっているとか、面白がった学生が整備用のゴンドラに乗ってオーガスターに弁当を分けてあげに行く(オーガスターは口からエネルギー供給を行うので)とか、ハイテクな中にも生活感がある演出を考えるのが非常に楽しかった思い出があります。
<空中超音波怪獣 とびうお君 & 無限胃袋怪獣 フーセン君>
星喰いが侵略の尖兵に用いる巨大な生体兵器を総称して「寄生種」と呼んでいるのだが、個体名が存在しないので、各個体と接触した瞬間には名無しの怪獣扱いになっている。
戦闘終了後に、その特性などを参考にして記録用に名前が付けられるのだが、オーガスターの戦闘データを整理する係も任されている李花によって付けられるので、実に気の抜けた脳天気な名前でLITAに記録されることになる。だが、さすがに自衛隊などにデータを提供する際には、ロキによって適当な名称に変更される。
「空中超音波怪獣 とびうお君」は、EX1に登場する寄生種。その名の通り、羽の生えた魚状の姿をしており、機械の電子機器を狂わせる特殊音波を照射する能力を持つ。
「無限胃袋怪獣 フーセン君」は、EX2に登場する寄生種。ビーム兵器の熱量などといったエネルギーを体内に吸収し、最終的に自爆することで溜め込んだエネルギーを一気に放出して甚大な被害を与えようとする。
寄生種は、動物と植物の特徴を併せ持った生体兵器であり、命令を受けて破壊活動を行うが、本能的に気に入った土地に根を下ろそうとする。
根を下ろした寄生種は、そのまま星の奥深くにまでその根を張り巡らせ、星の持つエネルギーを全て吸い尽くしてしまう。文字通り、星に寄生してしまうのである。
星そのものを養分にして成長した寄生種は、宇宙空間に半径数千キロメートルに及ぶ、美しく巨大な花を咲かせ、やがて星の生命力が凝縮された実をつける。星喰いは、その実に詰まったエネルギーを利用して種の存続を図り、また新たな寄生種を生み出すのである。
古来より敵の機動兵器には、「機械獣」とか「どれい獣」とかの総称があり、またそれぞれに「ガラダK7」とか「ガルムス」というような名前がついているのがお約束です。
何とかそのお約束に新機軸を打ち出せないかと浅知恵を絞った結果、男のロマンをまったく理解しない女子高生(李花)にネーミングの権限を与えられてしまっているのはどうかという設定を考えました。
…当時の俺は、本当にこれで良しと思っていたんでしょうか。いたんでしょうねぇ。
ただ、実際に文中で「とびうお君が~」などと書いた日には、緊張感もへったくれもないので、何かインターミッション的なエピソードの中で披露して、読者に「そんな裏設定が!」と喜ばれる(?)ところを想像してウヒウヒしていたのです。キモすぎて涙が出てきます。
ちなみに、当時のアイディアメモには、
「超フツー型巨大怪獣 それっぽい君」
→いわゆるゴジラ型のスタンダードな敵。
「逆さ酒瓶うねうね怪獣 初登場君」
→初めて交戦した敵。逆さにしたビール瓶から触手が生えているような形状だった。
などの素晴らしすぎる李花ネームの数々が、嬉々として書き連ねられておりました。
…タイムマシンはどこだ!?
→目次へ

